月別アーカイブ: 2017年12月

年末ですね・・・

乾燥し寒い日が続きますが、ご体調など崩されていないでしょうか?
こんにちは。院長の飯田です。
年末年始は急な眼症状に至ったとしても、『これは、救急外来を受診するべき事態なのか?それとも年始まで待ってもいいものなのか?』という疑問が生じることもあるかと考えます。では、このような状況に至ったらお手間でも救急外来へ受診されたほうが良いという症状をお話します。

1.『おそうじ洗剤が眼に入ってしまった』
年末、大掃除されるご家庭もあると思います。そんな時、普段あまり使ったこと無い洗剤を使用する機会ってありませんか?最近の洗剤は使用方法も細かくどこまでが予備キャップでどこから洗剤が出てくるのかが分からず開けてみたら洗剤が飛び散ってしまったなんて経験もあるかと思います。そんなとき、たまたま眼に洗剤が入ったなんて時は必ず適切な対処をして下さい。
まず、眼科受診前に最低15分(できましたら30分)水道水で眼を洗ってください。(商品名の表示は避けますがア○ボンで洗っても無意味です)その後、救急外来に電話し、洗剤のラベル(そこに化学品名が書いてあります。)を持参し、受診してください。
ココでのポイントは、『洗剤は入ったけど、痛みも異物感も感じないから放置してもいいかな・・・』とは考えてはいけません。
いわゆる物理的な外傷と違って化学外傷というのは眼に薬品が入って数時間、数日経過し症状が悪化します。初期対応が大切です。

2.『急な見え方の変化』
この症状の原因は多岐にわたります。キーワードは『急に・・・』というものです。
1,2ヶ月前からだんだんと見えにくくなってきたということであれば年明け眼科受診でよろしいかと思いますが、1日、2日で症状が悪化したという事態であれば話は別です。このような時に、医者の立場からすると大変役立つのは、時系列でどのタイミングからどのように見え方が変わったかをメモしていただくと助かります。

3.『吐き気も生じるような急な眼の痛み』
どなたでも一年で1.2度は「今日は眼の調子悪いなあ・・・」なんて日があると思いますが、吐き気を感じるまでの痛みというのはあまり経験することは無いと思います。重篤な疾患が生じている可能性もあります。眼科受診をおすすめします。

大まかに書いていきましたが、大切なことはご自身だけでご判断はあまりしないほうが良いということです。いまネットでご自身の症状打ち込みますと検索結果で『○○病が考えられます』と表示するサイトを私もよく目にします。
ただ、症状は個人差もあり、年齢や罹患されている疾患によっても原因はまちまち。必ず医療機関を受診して、原因を明確にされることをお勧めします。

今回のブログが年内最後の記載となります。たいしたこと書いてませんでしたが一年間、ご拝読誠にありがとうございました。

来年も当ブログならびに、いいだ眼科合わせてよろしくお願い申し上げます。
飯田

羽生善治永世七冠と藤井フィーバー

もう12月も前半。年末年始を意識するようなシーズンになってきました。乾燥した日々が続いておりますが体調を崩されたりしてませんでしょうか。こんにちは、院長の飯田です。

今回はテーマが二つ。#1 羽生さんの永世七冠の功績について #2 今年の顔、藤井聡太四段の将棋界での位置づけについて お話したいと思います。

まずは、羽生善治永世七冠についてですが、将棋界では雲の上のまたその雲の上の存在といっても過言ではないと思います。
「永世」タイトルというのは各タイトルによって条件は違うものの同じタイトルを何期も獲得して与えられる称号です。一つ、「永世」タイトルがあれさえすれば、生涯「永世○○」として称号を言えることが出来ます。その永世タイトルを現在規定されているタイトル棋戦ですべて獲得したと思ってください。
一つ、永世タイトル持っていただけだとしても一生、その称号を肩書きに出来るものの、それを七つも。。。。歴史的大棋士といえます。肩を並べる棋士を探すほうが困難といえるのではないでしょうか。余談ですが、官房長官から国民栄誉賞も検討しているとのこと。まったくもってふさわしい方だと思います。

では続きまして、藤井聡太四段について。29連勝までの破竹の勢いについては皆さんもご存知なのではないでしょうか。
でも最近は。。。マスコミもあまり取り上げなくなりましたね。そこで、29連勝後の藤井四段の主な対局結果について書いていきますと
①竜王戦決勝トーナメント2回戦敗退
②叡王戦(今年から始まったタイトル棋戦)決勝トーナメント進出
③新人王戦 準々決勝敗退
④順位戦C級2組(順位戦の中で一番下のクラス)現在6勝0敗:昇級の見込み大
⑤NHK杯トーナメント 現在三回戦進出

といったところでしょうか。単刀直入に評価すると、確かにデビュー一年目としては優良な成績だが、まだまだトップクラスの棋士までの道のりは長いというのが素直な感想です。
本当に藤井四段が強いのであれば、勝たなくてはいけなかったのは③の新人王戦です。この棋戦は、いわばトップ棋士への登竜門といわれるトーナメントで歴代優勝者は必ずトップ棋士まで上り詰めています。優勝した増田四段は現在20歳でありますが、将来期待される棋士であるといって言いと思います。
その棋戦を準々決勝で敗退は。。。藤井四段に対しファン、マスコミともにちょっと期待過剰かな?と思わせる結果でした。

ただし、藤井四段の試金石はこれからです。C級2組で現在全勝中(ちなみに新人王の増田四段も全勝中)です。このクラスを一年で卒業できうる逸材ということであれば、将来期待できます。ちなみに、順位戦はこの先、c級1組、B級2組、B級1組、A級とあり、A級で優勝して初めて名人に挑戦。順位戦は一年に一クラスしか昇級できませんので最短でもあと4年は名人挑戦にはたどり着けません。
現在、トップリーグであるA級には豊島八段(現在27歳)が全勝で勝ち進んでおり、間違いなく近い将来名人に挑戦することでしょう。

私、藤井ファンからしますと確かに15歳で初々しく、言葉を選びながら丁寧に朴訥(ぼくとつ)としたしゃべり方、そして29連勝という実績で期待してみてしまうのは致し方ないと思いますが、長い目で暖かく見守ってあげたらいいなと思います。

勝負の世界、ゴルフの石川遼選手や北海道日本ハムの斎藤祐樹投手のようにデビューは華々しかったけどその後泣かず飛ばずという方も多い。それは、将棋界でも例外ではありません。藤井聡太四段には時間がかかってもいいから最高位まで上りつめて将棋界をもっと盛り上げてほしいと切に願います。飯田

追記:12/10のNHK杯トーナメントは藤井四段登場!今年、名人に挑戦した実績を持つ稲葉八段にどのような将棋が指せるか!?期待です。