所沢市小手指のいいだ眼科のアレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎
アレルギー性の眼の疾患には、アレルギー性結膜炎、春季カタル、アトピー性角結膜炎などがあります。

人間の体には、細菌やウイルスなどの異物から体を守るために免疫が存在します。例えば、鼻に埃などが入ると出るくしゃみは、侵入した異物を追い出そうと、防衛機能です。
このありがたい仕組みも、ときに過敏に反応しすぎて、人間の体にとってマイナスに働く場合があり、この現象がアレルギーですくしゃみがとまらなくなったらアレルギーというわけです。

アレルギー性結膜炎は花粉やハウスダストなどのアレルゲンが結膜に侵入し、アレルギー反応を起こした状態を指します。季節性アレルギー性結膜炎と通年性アレルギー性結膜炎の2つに分けられます。
症状としては、まず目やまぶたがかゆくなり、目が充血し、まぶたが腫れます。かゆいので目をこすったり、掻いたりすると、角膜(黒目)や結膜(白目)にキズがつき、目がゴロゴロし痛みが発生します。さらに進むと、角膜の周辺が赤紫色になり、ネバネバした目ヤニが出てくる場合があります。

■今回のアドバイス
まずアレルギー性結膜炎の発生原因を調べることが第一です。季節性がある症状なら、花粉が疑われます。症状が通年で発生するなら、ダニやカビ、ハウスダスト、ペットなどが原因である可能性が考えられます。このように、おおよその原因は自分で推定することはできますが、詳しく正確に判断するには、やはり眼科医師の診察を受けることをおすすめ致します。

治療は、抗アレルギー点眼薬を使います。一般に、1回1~2滴を1日3~4回点眼します。花粉アレルギーなど季節性のものは、花粉が飛散する2週間くらい前から点眼しはじめると効果的です。また、症状が重い場合には、ステロイド点眼薬を使う場合もあります。ただ、ステロイド点眼薬は、眼圧を上昇させるなど、抗アレルギー点眼薬よりも副作用が出やすいので、眼科医の指導のもとで注意して使用手下さい。