アレルギー性結膜炎
アレルギー性の眼の疾患には、アレルギー性結膜炎、春季カタル、アトピー性角結膜炎などがあります。
人間の体には、細菌やウイルスなどの異物から体を守るために免疫が存在します。 例えば、鼻に埃などが入ると出るくしゃみは、侵入した異物を追い出そうと、防衛機能です。このありがたい仕組みも、ときに過敏に反応しすぎて、人間の体にとってマイナスに働く場合があり、この現象がアレルギーですくしゃみがとまらなくなったらアレルギーというわけです。 アレルギー性結膜炎は花粉やハウスダストなどのアレルゲンが結膜に侵入し、アレルギー反応を起こした状態を指します。季節性アレルギー性結膜炎と通年性アレルギー性結膜炎の2つに分けられます。 ■今回のアドバイス 治療は、抗アレルギー点眼薬を使います。一般に、1回1~2滴を1日3~4回点眼します。花粉アレルギーなど季節性のものは、花粉が飛散する2週間くらい前から点眼しはじめると効果的です。また、症状が重い場合には、ステロイド点眼薬を使う場合もあります。ただ、ステロイド点眼薬は、眼圧を上昇させるなど、抗アレルギー点眼薬よりも副作用が出やすいので、眼科医の指導のもとで注意して使用手下さい。 |